【膝の痛み】整体師がオススメするセルフケア
こんにちは!本日は整体師である、私宮田がオススメするセルフケアをご紹介!また、生活で気をつけることなども合わせてお話しさせて頂ければと思います。
以前は膝痛の方には「安静」がすすめられていました。鎮痛薬で痛みを和らげ、膝に負担のかけないように安静にして自然の回復力に任せて、治癒するのを待つというの一般的でした。
しかし、安静にばかりしていると膝周辺の筋肉や靭帯などがどんどん衰えていきます。膝を支える筋肉や靭帯が衰えると、軟骨への負荷が余分にかかるようになり、関節軟骨の摩耗がますます進んでしまいます。更に安静に加えて鎮痛剤を使えば膝の痛みは治りますが、そこで膝を以前と同じように浸かってしまえば、膝を支える筋肉や靭帯が衰えているのでしばらくすると、また膝の痛みが発症してしまいます。
そうならないために、どうすればいいの?という方のために、今日は膝痛に関して詳しく深掘りしていきたいと思います。
膝痛の原因
変形性膝関節症を含め、膝痛はある日突然発症するわけではありません。日々の生活の中で少しずつ進行長い年月をかけて膝軟骨や半月板が損耗し、ゆっくりと進行していきます。症状の進み方は人によって様々ですが、多くの場合、数年から数十年と長い年月をかけて、軽症(初期)→中等症(中期)→重症(末期)の順に進行していきます。
こうした変形性膝関節症の症状の変化・進行には肥満や運動不足による筋力の衰えが大きく影響しています。
デスクワークばかりの人や、家で座りっぱなしの人は、膝関節を支える筋肉や靭帯が鍛えられないため、確実に膝関節が衰えていきます。
膝痛に対して自宅でできる簡単なケア
膝の痛みのケアでは、筋力強化訓練を行なって膝関節を支えている筋肉を鍛えて、膝への負担を減らすことが何よりも肝心です。
膝を支える筋肉の中でも特に重要なのが、太ももの前についている大腿四頭筋です。この筋肉は膝を曲げたり伸ばしたりする働きを担うほか、膝がグラつかないように安定させ、膝への負担を減らす働きがあります。
大腿四頭筋を鍛えることにより、、膝が安定し、歩くときに膝にかかる衝撃を緩和することができれば、それによって膝痛も軽減されることになります。
やり方としましては、「足上げ体操」を行なっていきます。足上げ体操はイスに座ってお行います。片方の足の膝を伸ばしたまま、ゆっくりとかかとを床から10センチほど上げ、5秒間静止したら、ゆっくりと足を床に下ろして1〜2秒休みます。
足上げ体操をやる際に、足の上げ下げを出来るだけゆっくりと行うのがポイントになります。早く動かした方が効果的と思われがちですが、実はゆっくりと動かした方が大腿四頭筋の強化に繋がります。
また、意外かもしれませんが、ウォーキングもオススメです!
有酸素運動を行うと血流が良くなり、膝に酸素や栄養が十分に供給されるようになります。また、炎症物質の産生を抑えたり、押し流したりしてくれるため、痛みが引いてきます。だからと言って闇雲にたくさん歩けばいいというものでもありません。膝に配慮したウォーキングが必要です。
そのため膝痛の人は平な道を1日5000歩未満で歩くことがオススメです。
本人が辛さを感じない程度の歩き方で、ゆっくりでも、歩幅が小さくでも問題ありません。また、プールなどに通える人は水中ウォーキングもオススメです。水の浮力により、膝への負担が軽減されるため、水中であればたくさん歩いても大丈夫です。
当院での施術について
あくまで当院でのお話になりますが、当院でも運動療法も取り入れながら、治療を行なっております。
ただ、当院では初診時に姿勢のチェックや動きの検査を行い、なぜ膝に痛みが出ているのかを徹底的に分析します。その結果を元に全身を調整していきます。
膝痛の方でも首肩回りの調整も行なっていきます。結局、首が前に出ているがために、足が上げられず、膝に負担がかかっている場合もあります。
また、多くの方が腰や股関節、お尻の働きが悪くなり、膝に痛みが出ている方がほとんどです。
膝を捻った、ぶつけた以外は基本的に物の部位に原因がある場合が非常に多いです。そのため当院では腰や股関節周りの筋力強化や背骨や骨盤などの骨格の歪みの改善などをメインに膝痛の治療を行なっております。
最後に
今回紹介させて頂いたセルフケアはほんの一部になります。まだまだ、ケアすべき点は多いですし、人によっても違います。そのため、症状が軽ければ今回ご紹介したようなセルフケアでも十分改善できるかもしれませんが、長年膝痛に悩まれているような重症な方はしっかり整体などでの治療を検討してみてもいいかもしれません。
もし、長年悩み続けている重症の膝痛を抱えていらっしゃる方は下記のページからお問い合わせ頂ければと思います。