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外反母趾の原因とは?
足の親指が小指側に曲がってしまい、関節が突出して痛みを伴う「外反母趾」。女性に多いといわれていますが、実際には男性や高齢者にも見られる症状です。では、なぜ外反母趾は起こるのでしょうか?今回はその原因について詳しく解説します。
靴による影響
外反母趾の原因として最もよく知られているのが「靴」です。
- 先が細いハイヒールやパンプス
- サイズが合っていない靴
- クッション性のない靴
これらは足の指を圧迫し、親指が外側へ押し出される力を強めてしまいます。長期間履き続けることで、変形が固定化されやすくなります。
足のアーチ構造の崩れ(扁平足)
足の裏には「土踏まず」と呼ばれるアーチ構造があります。アーチは歩行や立位の際に衝撃を吸収し、足指の動きを安定させる重要な役割を担っています。しかし扁平足や横アーチの崩れがあると、足の指に余計な負担がかかり、外反母趾を引き起こしやすくなります。
筋力低下
足の指や足裏の筋肉は「足の骨を正しい位置に保つ」役割をしています。加齢や運動不足によって筋力が低下すると、親指を内側に引き寄せる力が弱まり、外反母趾が進行しやすくなります。
遺伝的要因
実は外反母趾は遺伝の影響も大きいとされています。家族に外反母趾の方がいる場合、足の形や骨格の特徴を受け継ぎやすく、同じように症状が出る可能性が高くなります。
その他の要因
- 立ち仕事など長時間の負荷
- 肥満による足への過剰な体重負担
- スポーツによる繰り返しのストレス
こうした生活習慣や環境も外反母趾を悪化させる要因となります。
まとめ
外反母趾は「靴のせい」だけではなく、足の構造や筋力、生活習慣などさまざまな要因が重なって起こる症状です。初期の段階であれば、セルフケアや整体・フットケアによって進行を防ぐことが可能です。
「最近足の親指が少し曲がってきた気がする」
「長時間歩くと親指の付け根が痛む」
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